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【CBT・国試】頻出! 心膜疾患(急性心膜炎と心タンポナーデ)

ど^^も。

今回は、

【CBT・国試】頻出! 心膜疾患(急性心膜炎と心タンポナーデ)

を紹介していきたいと思います。

 

心膜疾患という言葉は聞き慣れない方もいるかと思いますが、急性心膜炎や心タンポナーデという言葉は聞いたことがあると思います。

それらの疾患は心膜に障害があるために起こるのです。

それでは、心膜とは何か、というところから簡単に説明していきましょう!

 

心膜とは?

心膜は横隔膜・胸骨・脊柱に付着し、心臓の過度な移動や拡張を防いでいます。

肺などの周辺臓器に感染がある時、心膜のおかげで心臓への影響が遅延されます。

心膜は、外側から、線維性心膜・壁側心膜・臓側壁膜と分かれています。

壁側心膜と臓側壁膜の間を心膜腔と呼び、その中に心膜液が入っています。

心膜液は通常、15〜50ml貯留しています。

心膜液のおかげで心膜同士の摩擦が防がれています。

 

 

主な心膜疾患

急性心膜炎

急性心膜炎とは、胸痛・心膜摩擦音・心電図変化(ST上昇)を特徴とする心膜の急性炎症です。

胸痛は体位や呼吸によって痛みが変化するのが特徴です。

胸痛発生前に、感冒用症状が先行することが多いです。

急性心膜炎の心電図変化のST上昇というのは、下に凸であり、急性心筋梗塞の上に凸のST上昇と見分けれなければなりません。

この疾患の原因は90%が特発性です。この特発性の多くはウイルスによるものだと推測されています。

基本的にこの疾患は数週間以内に自然治癒することが多く、予後が良好です。

 

 

心タンポナーデ

心タンポナーデとは、心膜液貯留により心臓への血液充満障害が起こり、静脈圧の増加・心拍出量の低下・低血圧をきたす病態のことです。

心膜液は本来ならば15〜50mlですが、それを超えて貯留している状態を心膜液貯留と呼びます。

心タンポナーデの原因は様々ありますが、半数以上は悪性腫瘍の心膜転移です。その他の原因には、急性心筋梗塞後の心破裂などがあります。

心タンポナーデは心室の拡張不全によって右心不全徴候や、心拍出寮の低下などが生じますが、肺うっ血は認められないため、左心不全徴候は見られません。

心音減弱・頸静脈怒張・低血圧の3つを合わせて”Beckの3徴”と呼び、これらは重症んの心タンポナーデで観察されやすいです。

命の危険を伴う疾患であるので、早急な処置が必要です。

心膜穿刺による排液が唯一の治療です。それと同時に原疾患の治療も行います。

 

この記事はこの参考書を元に作りました。 

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