ど^^も。
今回は、
【医学生の就職活動】病院見学のススメ
を紹介していきたいと思います。
医学生は卒業して勝手にどこかの病院へ配属されるわけではありません。
自分で病院探しをして、またその病院の面接・筆記試験を受け、合格してようやくその病院で働くことができます。
病院を探すのは4年生あたりから始めた方が良いと思います。
特に他県の病院へ行こうと思っている学生は、早めから情報収集しておかないと他の学生に大きく遅れをとってしまい、自分の第一志望ではない病院で研修を行わなければならなくなります。
そんなことにならないためにも、まずは自分にあった研修先の病院を探しましょう!
こちらの記事も合わせてどうぞ!
こちらの記事に、レジナビフェアなどの病院合同説明会について書いてあります。
なので今回は、病院見学についてのみにフォーカスを当てて紹介していきたいと思います。
病院見学って何??
そもそも病院見学とは何をするのでしょうか。
簡単に言えば、各大学の実習として行われている『ポリクリ』と少し似ています。
その病院に勤務している先生の話を聞いたり、研修医の話を聞いたり、実際の医療現場を見たりします。
最も自分のためになるのは、研修医の先生と会話することです。
自分の数年後の姿でもあるので、たくさん質問しましょう。
自分の大学病院とどういうところが異なっていて、どこが似ているのかなど見てみるのも面白いかもしれません。
どのように病院見学のアポを取ればいいのか!?
例えば、病院合同説明会などで、A病院を見学してみたい!と思ったとしましょう。
まずは、自分が見学したい日と見学したい科を決めて、A病院の指定されたメールアドレスにメールを送ります。
(この時、見学したい日の1ヶ月前くらいにはメールを送りましょう! 直前に送ると病院側のスケジュール調整が大変で、迷惑をかけます。)
このメールの文ですが、丁寧な文章を作るように気をつけましょう。
若者言葉など決して使ってはなりません。
1度メールの文を作ると、他の病院へ送るメールもそのままそのメールの文をコピペで良いので楽になります。
いきなり、封筒を作成して見学希望を申し込む病院もありますが、その際も履歴書などは丁寧な文・丁寧な文字で書くことを気をつけましょう。
見学時の服装
これは絶対にスーツです!
間違ってもジーパンなどでは行かないようにしましょう。
靴は革靴で黒、靴下やベルトも黒にしましょう。
最も気をつけてもらいたいのがカバン!
リュックサックなどでは決して行かないように。
カバンは手に持つタイプの黒いものにしましょう。
病院見学で見るべきもの
せっかく病院見学にいくからには見るべきものらあらかじめメモしておきましょう。
例として、私の見るべきメモを少し紹介します。
研修医の勉強机
どんな本を用いて勉強しているのか見ます。
多くの参考書が使い込まれてそうならば、しっかりと勉強をする研修医が多いのでしょう。
逆に、少ししか参考書がなかったり、参考書はあるもののピカピカの状態であれば、なかなか勉強をする暇もないほど忙しい病院なのか、もしくは研修医のやる気がないのかもしれません。
1年目・2年目の研修医の関係性
1・2年目の研修医同士の仲は大切です。
イジりイジられの関係性などが築かれていれば、仲は大変良いでしょう。
逆にほとんど会話もなければ、溝が深いのかもしれません。
食堂
2年間ほぼ毎日出勤する病院です。
昼飯は大事です。
食堂のメニュー・味・値段などもチェックしておきましょう。
病院周辺の環境
田舎にある病院と都会の真ん中にある病院ならばどちらが良いでしょうか。
私は後者を選びます。
すぐ遊びに出かけれたり、飲みに出かけれたりできる環境は良いと思います。
そんな環境は関係ねぇ! という真面目な学生は、そこまで重視する項目ではないと思います。
病院見学で聞くべきこと
見るべきことと同様に、聞くべきことももちろん存在します。
むしろ聞くべきことの方が多いと思います。
この項目も私のメモを紹介していきます。
その病院を選んだ理由
研修医の先生はなぜこの病院を選んだのか聞くと、自分では気づかなかったその病院の特徴に気づかされることがあります。
給料が良くてこの病院にしたのか、指導体制が良くてこの病院にしたのか、先生によって理由は様々でしょうが、聞いてみることに損はありません。
お給料
お金は大事だよ〜〜。
やる気に反映します。
こっそり聞いてみましょう!
当直の頻度・体制
病院によって当直の頻度・体制は異なります。
1年目は副直で、2年目から当直を任される病院もあります。
大体月に4回程度の病院が多いと思います。
平均担当患者数
これは病棟での忙しさの指標になります。
担当している科によるでしょうが、大体10人程度がノーマルだと思います。
20人以上担当している病院はかなり忙しい病院でしょう。
土・日の出勤
これも科によるかと思いますが、基本的に日曜は休みの病院が多いかと思います。
日勤・日直の頻度も聞いておきましょう。
救急システム
その病院が2次救急まで担当なのか、3次救急まで担当しているのかは重要です。
救急医を目指している学生は、3次救急までの病院を選んだ方が良いでしょうが、そこまで意識の高くない学生は、2次救急までの病院を選びましょう。
また2次救急の中でも、1.5次と2.5次に分かれますので、その辺りも聞いてみましょう。
見学中にメモを取ろう!
見学中に聞いたことを忘れないように、すぐにメモを取りましょう。
小さなメモ帳を持っていくのが好ましいです。
話をしてくださった病院の先生の名前もメモっておきましょう。
面接の際に聞かれるかもしれません。
口調に注意!
研修医の先生と話すときは、そこまで気をつけなくても良いですが、各科のお偉い先生と話すときは、決して若者言葉を用いないように気をつけましょう。
1人称がオレや、うち、などは論外です。
わたくし、と言えれば最高です。
見学後に感謝のメールを送ろう!
見学後はできるだけその日じゅうに御礼メールを送りましょう。
手紙の方が良い、と書いてあるブログもありますが、メールで十分だと思います。
この時も、丁寧な言葉を用いることに気をつけましょう。
こちらの記事もどうぞ!
また気づいたことがあれば随時更新していきます。
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